2018-12-26

Friedrich Kalkbrenner - Fugue, from Traité d'harmonie du pianiste Op.185

Friedrich Wilhelm Michael Kalkbrenner (Germany/France, 1785 - 1849) - Traité d'harmonie du pianiste, principes rationnels de la modulation pour apprendre à préluder et à improviser, exemples d'études, de fugues, et de préludes pour le piano, dédié à ses élèves, Op. 185; Fugue très simple pour en mieux faire comprendre la contexture (D minor)

フリードリヒ・カルクブレンナー作曲「ピアニストの和声教程、前奏・即興をするための転調の合理的な原則 Op. 185 (ドイツ語版の作品番号は Op. 190)」より「構造の理解を容易にするための簡素なフーガ ニ短調」を弾きました。

参考資料: 31. 和声を学ぶための練習曲集 作品838 | 「チェルニー30番」再考 | ピティナ

2018-12-24

150th Birth Anniversary of Louis Raffy

Louis Raffy (France, 1868 - 1931) - Élévation pour la fête de Noël (D minor, from "Harmonies paroissiales, pièces pour orgue ou harmonium choisies par l'Abbé Henri Delépine", Vol. II, pp. 6-7)

フランスの作曲家・オルガン奏者、ルイ・ラフィ生誕150年ということで、ラフィ作曲のオルガンまたはハーモニウムのための「クリスマスのためのエレヴァシオン (聖体奉挙) ニ短調」を弾きました。

2018-12-22

150th Death Anniversary of Moritz Hauptmann

Moritz Hauptmann (Germany, 1792 - 1868) / Alessandro Longo (Italy, 1864 - 1945) - 6 Geistliche Gesänge für Sopran, Alt, Tenor und Bass (Chor und Solo Stimmen), Op. 33; No. 3. Trauungslied „Ich und mein Haus, wir sind bereit“. Larghetto con moto (E major, text by Karl Johann Philipp Spitta)

ドイツの作曲家・ヴァイオリン奏者・音楽理論家・音楽教師、モーリッツ・ハウプトマン没後150年 (1868年1月3日没) ということで、ハウプトマン作曲「6つの宗教歌曲 Op. 33」より第3曲「婚礼の歌 ホ長調」のアレッサンドロ・ロンゴによるピアノ編曲を弾きました。ロンゴが編纂した「金の図書館、あらゆる時代と地域の巨匠の作品からの700のピアノ小品 Biblioteca d'Oro, 700 pezzi per pianoforte tratti dalle opere di Maestri di ogni tempo e paese 」の第3巻に第49曲 Inno Nuziale (dalle Composizioni corali) として収録されています。

2018-12-20

150th Birth Anniversary of Waddington Cooke

William Waddington Cooke (England, 1868 - 1940) - 3 Pieces for Pianoforte; No. 3. Hornpipe. Briskly, full of life and movement (C major)

イングランドの作曲家・ピアノ奏者、ウォディントン・クック生誕150年 (1868年1月2日、リンカンシャー、スピルズビー Spilsby 生まれ) ということで、今回はクック作曲「ピアノのための3つの小品」より第3曲「ホーンパイプ ハ長調」を弾きました。

2018-12-18

150th Birth Anniversary of Paul Fischer-Weber

Paul Fischer-Weber (born 1868) - Der kleine Schelm. Polka, Op. 3 No. 2 (D major)

今日はシュレージエン出身のドイツの作曲家・オルガン奏者・合唱指揮者、パウル・フィッシャー=ヴェーバー生誕150年の誕生日です。今回はフィッシャー=ヴェーバー作曲「悪戯小僧、ポルカ ニ長調 Op. 3 No. 2」を弾きました。

ランゲンビーラウ Langenbielau (ビェラヴァ Bielawa) に生まれたパウル・フィッシャー=ヴェーバーは、ベルリンの学校で学びました。作品にはオルガン曲、ピアノ曲、モテット、合唱曲、歌曲などがあります。

出典: Wier, Albert Ernest (1938). "Fischer-Weber, Paul". The Macmillan Encyclopedia of Music and Musicians in One Volume. The Macmillan Company. page 585.

2018-12-10

400th Death Anniversary of Giulio Caccini

Giulio Caccini (Italy, 1551 - 1618) / Alessandro Longo (Italy, 1864 - 1945) - Le nuove musiche; Aria Quarta. Fere selvaggie (G major)

今日はイタリアの作曲家ジュリオ・カッチーニ没後400年の埋葬日です。今回はカッチーニ作曲の歌曲「野の獣たちよ」の、アレッサンドロ・ロンゴによるピアノ編曲を弾きました。ロンゴが編纂した「金の図書館、あらゆる時代と地域の巨匠の作品からの700のピアノ小品 Biblioteca d'Oro, 700 pezzi per pianoforte tratti dalle opere di Maestri di ogni tempo e paese 」の第1巻に第86曲として収録されています。

2018-12-02

150th Birth Anniversary of Stephan Járay-Janetschek

Stephan Járay-Janetschek (Járay-Janetschek István, Hungary, 1868 - 1945) - Bilder aus dem Leben für Pianoforte ; Életképek zongorára, Op. 51 (1925, Meiner lieben Frau zugeeignet); No. 10. Nachwort. Versöhnung ; Utószó. Kibékülés (Andante, C major)

今日はハンガリーの作曲家シュテファン・ヤーライ=ヤネチェク (ヤーライ=ヤネチェク・イシュトヴァーン) 生誕150年の誕生日です。今回はヤーライ=ヤネチェク作曲「風俗画集 Op. 51」(作曲者の妻に献呈、全10曲) より第10曲「後記: 和解」を弾きました。

2018-11-21

300th Birth Anniversary of Friedrich Wilhelm Marpurg

Friedrich Wilhelm Marpurg (Germany, 1718 - 1795) - Versuch in figurirten Chorälen sowohl für die Orgel, als für das Clavichord (1790); No. 19. Wer nur den lieben Gott lässt walten (A minor)

今日はドイツの作曲家・音楽理論家・批評家、フリードリヒ・ヴィルヘルム・マルプルク生誕300年の誕生日です。今回はマルプルク作曲の、オルガンまたはクラヴィコードのためのコラール前奏曲集「 Versuch in figurirten Chorälen 第1巻」より第19曲「尊き御神の統べしらすままにまつろい イ短調」を弾きました。ゲオルク・ノイマルク (Georg Neumark, 1621 - 1681) による同名のコラール „Wer nur den lieben Gott läßt walten“ を低音に用いています。

2018-11-13

150th Death Anniversary of Gioachino Rossini

Gioachino Rossini (Italy, 1792 - 1868) / Alessandro Longo (Italy, 1864 - 1945) - Otello; Act 3, Scene 1, No. 10b. Assisa a piè d'un salice

今日はイタリアの作曲家、ジョアキーノ・ロッシーニ没後150年の命日です。今回はロッシーニ作曲のオペラ「オテロ」より「柳の下に腰をおろして (柳の歌)」の、アレッサンドロ・ロンゴによるピアノ編曲を弾きました。ロンゴが編纂した「金の図書館、あらゆる時代と地域の巨匠の作品からの700のピアノ小品 Biblioteca d'Oro, 700 pezzi per pianoforte tratti dalle opere di Maestri di ogni tempo e paese 」の第1巻に第17曲として収録されています。

2018-10-31

250th Death Anniversary of Francesco Maria Veracini

Francesco Maria Veracini (Italy, 1690 - 1768) / Alessandro Longo (Italy, 1864 - 1945) - 12 Sonate accademiche a violino solo e basso, Op. 2 (Dedicated to Augustus III of Poland, 1696 - 1763); No. 11. Sonata in E major; IV. Menuet e Gavotta (excerpt)

今日はイタリアの作曲家フランチェスコ・マリア・ヴェラチーニ没後250年の命日です。今回はヴェラチーニ作曲「ヴァイオリンと通奏低音のためのアカデミックなソナタ Op. 2」(全12曲) ソナタ第11番ホ長調より第4楽章「メヌエットとガヴォット」のメヌエットの、アレッサンドロ・ロンゴによるピアノ編曲を弾きました。ロンゴが編纂した「金の図書館、あらゆる時代と地域の巨匠の作品からの700のピアノ小品 Biblioteca d'Oro, 700 pezzi per pianoforte tratti dalle opere di Maestri di ogni tempo e paese 」の第1巻に第4曲として収録されています。

2018-10-26

200th Birth Anniversary of Stefano Golinelli

Stefano Golinelli (Italy, 1818 - 1891) - 24 Preludi per pianoforte, Op. 23 (Dedicated to Gioacchino Rossini); No. 10. Preludio. Allegro (F minor)

今日はイタリアの作曲家・ピアノ奏者、ステファノ・ゴリネッリ生誕200年の誕生日です。今回はゴリネッリ作曲「24の前奏曲 Op. 23」より第10番「前奏曲 ヘ短調」を弾きました。

教皇領ボローニャに生まれたステファノ・ゴリネッリは、ベネデット・ドネッリ (Benedetto Donelli, 1782 - 1839) にピアノを、ミラノでニコラ・ヴァッカイ (Nicola Vaccaj, 1790 - 1848) に作曲を師事しました。ヨーロッパ各地を演奏旅行で訪れたのち、1840年から1870年までボローニャのリチェオ・ムジカーレ (音楽学校) でピアノ教師を務めています。1845年ころに出版された「24の前奏曲 Op. 23」は、リチェオ・ムジカーレの校長であったジョアキーノ・ロッシーニ (Gioacchino Rossini, 1792 - 1868)に献呈されています。

出典: 19世紀前半のイタリアとピアニスト・コンポーザーたち 2 | facebook アーカイヴス | ピティナ・ピアノ曲事典

2018-10-24

100th Death Anniversary of Charles Lecocq

Alexandre Charles Lecocq (France, 1832 - 1918) - Miettes musicales pour piano, Op. 21; No. 5. Valse (D flat major)

今日はフランスの作曲家シャルル・ルコック没後100年の命日です。今回はルコック作曲「ピアノのための音楽の小片集 Op. 21」より第5曲「ワルツ 変ニ長調」を弾きました。

パリに生まれたシャルル・ルコックは、パリ音楽院でフランソワ・バザン (François Bazin, 1816 - 1878) に和声法を、フロマンタル・アレヴィ (Fromental Halévy, 1799 - 1862) に作曲を、フランソワ・ブノワ (François Benoist, 1794 - 1878) にオルガンを師事しました。1850年に和声法で一等を、1852年にフーガで二等を受賞しました。音楽院卒業後はオペレッタやオペラ・コミックの作曲で主に知られるようになります。

2018-10-15

200th Birth Anniversary of Alexander Dreyschock

Alexander Dreyschock (Czech, 1818 - 1869) - 3 Andantes et 4 Impromptus caractéristiques pour le piano, Op. 3; No. 3. Andante in C minor

今日はチェコ・ボヘミア出身の作曲家・ピアノ奏者、アレクサンダー・ドライショク生誕200年の誕生日です。今回はドライショク作曲「3つのアンダンテと4つの性格的即興曲 Op. 3」より第3曲「アンダンテ ハ短調」を弾きました。

2018-10-14

450th Death Anniversary of Jacques Arcadelt

Jacob Arcadelt (1507 - 1568) / Pierre-Louis Dietsch (France, 1808 - 1865), Alessandro Longo (Italy, 1864 - 1945) - Ave Maria (Nous voyons que les hommes). Andante con moto (G major)

今日は作曲家ジャック・アルカデルト没後450年の命日です。今回はアルカデルトの「アヴェマリア」として知られる4声合唱曲の、アレッサンドロ・ロンゴ (Alessandro Longo) によるピアノ編曲を弾きました。元となった合唱曲「アヴェマリア」は、アルカデルト作曲の3声のシャンソン「男たちは愛を徳をなすと見ゆ Nous voyons que les hommes 」をピエール=ルイ・ディーチュ (Pierre-Louis Dietsch) が歌詞を付け替えて編曲したものです。ロンゴが編纂した「金の図書館、あらゆる時代と地域の巨匠の作品からの700のピアノ小品 Biblioteca d'Oro, 700 pezzi per pianoforte tratti dalle opere di Maestri di ogni tempo e paese 」の第1巻に第26曲として収録されています。

2018-10-11

100th Death Anniversary of Eugène Thomas

Eugène Thomas (France, 1841 - 1918) - Fugue brève in F major

今日はアルザスのサント=マリー=オー=ミーヌ (Sainte-Marie-aux-Mines) に生まれたフランスの作曲家・オルガン奏者、ウジェーヌ・トマ没後100年ということで、トマ作曲「短いフーガ ヘ長調」を弾きました。

2018-10-07

100th Death Anniversary of Hubert Parry

Charles Hubert Hastings Parry (England, 1848 - 1918) - 5 Romantic Pieces; No. 5. Solitude. Andantino (F major)

今日はイングランドの作曲家チャールズ・ヒューバート・ヘイスティングス・パリー没後100年の命日です。今回はパリー作曲「5つのロマンティックな小品」より第5曲「孤独 ヘ長調」を弾きました。

2018-10-06

200th Birth Anniversary of Joseph Rummel

Joseph Rummel (Germany, 1818 - 1880) - Préludes mélodiques, 20 études de genre; No. 15. Romance. Andante espressivo (E major)

今日はドイツ出身の作曲家・ピアノ奏者・クラリネット奏者、ヨーゼフ・ルンメル生誕200年の誕生日です。今回はルンメル作曲「旋律的前奏曲集、20のジャンル・エチュード」より第15番「ロマンス ホ長調」を弾きました。

ナッサウ公国ヴィースバーデンで軍楽隊長を務めていたピアノ奏者・ヴァイオリン奏者・クラリネット奏者のクリスティアン・ルンメル (Christian Rummel, 1787 - 1849) の子として同地で生まれたヨーゼフ・ルンメルは、父からピアノとクラリネットの手ほどきを受け、ナッサウ公国の宮廷ピアノ奏者となりました。1847年から1870年までパリに、のちにロンドンに移住しました。

ヨーゼフの姉のヨゼフィーネ (Josephine Rummel, 1812 - 1877)、妹のフランツィスカ (Franziska Rummel, b. 1821)、弟のアウグスト (August Rummel, 1824 - 1886)、子のフランツ (Franz Rummel, 1853 - 1901)、孫 (フランツの子) のヴァルター・モールス・ルンメル (Walter Morse Rummel, 1887 - 1953) はいずれも音楽家となっています。ヨゼフィーネ、アウグスト、フランツ、ヴァルターはピアノ奏者、フランツィスカは歌手として活動しました。

出典: Killy, Walther; Vierhaus, Rudolf (2011). "Rummel, Christian", "Rummel, Franz", "Rummel, Franziska", "Rummel, Joseph", "Rummel, Walther. pseud. Walther Morse". Dictionary of German Biography, vol. 8. Plett-Schmidseder. Walter de Gruyter. pp. 493-494.

2018-09-19

100th Death Anniversary of Nikolay Ladukhin

Nikolay Mikhaylovich Ladukhin (Николай Михайлович Ладухин, Russia, 1860 - 1918) - 6 Pièces-miniatures (moyenne difficulté); No. 4. Chanson triste (F major)

今日はロシアの作曲家・音楽理論家、ニコライ・ラドゥーヒン没後100年の命日です。今回はラドゥーヒン作曲「中難度の6つの小品」より第4曲「悲しい歌 ヘ長調」を弾きました。

ペテルブルクに生まれたニコライ・ラドゥーヒンは、モスクワ音楽院でセルゲイ・タネーエフ (Sergey Teneyev, 1856 - 1915) に音楽理論を師事し、1886年に音楽院を卒業しました。卒業後は同院でソルフェージュ・和声法・管弦楽法の教師となり、1904年に教授に就任しました。兄にピアノ奏者のアレクセイ・ラドゥーヒン (Aleksey Ladukhin, b. 1857) がいます。

出典: Музыкальная энциклопедия

2018-09-13

100th Birth Anniversary of Aulis Leiviskä

Aulis Leiviskä (Finland, 1918 - 1944) - Impromptu. Allegretto (D major)

今日はフィンランドの作曲家アウリス・レイヴィスカ生誕100年の誕生日です。今回はレイヴィスカ作曲「即興曲 ニ長調」を弾きました。アウリス・レイヴィスカの姉は、同じく作曲家であるヘルヴィ・レイヴィスカ (Helvi Leiviskä, 1902 - 1982) です。

2018-09-12

200th Birth Anniversary of Theodor Kullak

Theodor Kullak (Poland/Germany, 1818 - 1882) - Im Grünen, Kleine Stücke, Op. 105; II. Allegretto (F major)

今日はポズナン大公国出身のドイツの作曲家・ピアノ奏者、テオドール・クラク生誕200年の誕生日です。今回はクラク作曲「緑の中で、小品集 Op. 105」(全3曲) より第2曲 ヘ長調を弾きました。

2018-08-24

150th Birth Anniversary of Joseph Speaight

Joseph Speaight (England, 1868 - 1947) - 3 Tone Pictures; No. 3. Revellers on the Village Green. Allegro vivace (G major)

今日はイングランドの作曲家・ピアノ奏者・音楽教師、ジョゼフ・スペイト生誕150年の誕生日です。今回は、スペイト作曲「3つの音画」より第3曲「村の草地の酒飲みたち ト長調」を弾きました。

ロンドンに生まれたジョゼフ・スペイトは、ヴァイオリン奏者の父にヴァイオリンを学んだのちに、ギルドホール音楽学校 (Guildhall School of Music) でエルンスト・パウアー (Ernst Pauer, 1826 - 1905) にピアノを、ロバート・オーランドウ・モーガン (Robert Orlando Morgan, 1865 - 1956) に作曲を師事しました。1894年から1919年まで同校で、1919年から1934年までトリニティ音楽大学 (Trinity College of Music) で教師を務めました。

出典:

2018-08-07

150th Birth Anniversary of Granville Bantock

Granville Bantock (England, 1868 - 1946) - Silhouettes, 12 Morceaux; No. 6. Melody. Anton. Andante con moto (C sharp minor)

今日はイングランドの作曲家・指揮者・音楽教育者、グランヴィル・バントック生誕150年の誕生日です。 今回は、バントック作曲「シルエット集、12のピアノ小品」より第6曲「メロディ 嬰ハ短調、アントン」を弾きました。

ロンドンに生まれたグランヴィル・バントックは、トリニティ音楽大学 (Trinity College of Music) で学んだのち、1888年から1892年にかけて王立音楽アカデミー (Royal Academy of Music) でフレデリック・コーダー (Frederick Corder, 1852 - 1932) に作曲と和声法を師事しました。

2018-07-24

200th Birth Anniversary of Félix Godefroid

Dieudonné-Félix Godefroid (Belgium, 1818 - 1897) - À Travers la Pensée, 12 poèsies musicales pour piano; No. 1. Coulez mes larmes! (A minor)

今日はベルギー・ワロン地域出身の作曲家・ハープ奏者・ピアノ奏者、フェリクス・ゴドフロワ生誕200年の誕生日です。今回はゴドフロワ作曲「思想を通して、ピアノのための12の音楽詩集」より第1曲「流れよ我が涙!」を弾きました。楽譜の各曲には題辞として詩が添えられていて、この第1曲には以下の文章が書かれています。

Eternel entretien de ma sainte pensée,
Ange adoré que je perdis:
Sur la terre un instant le ciel l'avait placée.
Elle a revu le paradis!
(Méry)

ネーデルラント連合王国ナミュール州ナミュールに生まれたフェリクス・ゴドフロワは、1832年から1835年までパリ音楽院でフランソワ=ジョゼフ・ナデルマン (François-Joseph Naderman, 1781 - 1835) に、後にテオドール・ラバール (Théodore Labarre, 1805 - 1870) にハープを師事しました。

出典: Godefroid | Musée virtuel de la musique maçonnique

2018-07-13

100th Death Anniversary of Herrmann Scholtz

Herrmann Scholtz (Poland/Germany, 1845 - 1918) - Andante amoroso. Andante con espressione (A major)

今日はドイツの作曲家・ピアノ奏者、ヘルマン・ショルツ没後100年の命日です。今回はショルツ作曲「アンダンテ・アモローゾ イ長調」を弾きました。

プロイセン王国シュレージエン州ブレスラウ (現在のポーランド領ヴロツワフ) に生まれたヘルマン・ショルツは、同地でモーリツ・ブロージヒ (Moritz Brosig, 1815 - 1887) に和声を、1865年から1867年にかけてライプツィヒの音楽院 (Conservatorium der Musik) でルイ・プライディ (Louis Plaidy, 1810 - 1874) にピアノを、カール・リーデル (Carl Riedel, 1827 - 1888) に対位法を、ハインリヒ・シュルツ=ボイテン (Heinrich Schulz-Beuthen, 1838 - 1915) に管弦楽法を、それからミュンヘンの王立バイエルン音楽学校 (Königliche bayerische Musikschule) でハンス・フォン・ビューロー (Hans von Bülow, 1830 - 1894) にピアノを、ヨーゼフ・ガブリエル・ラインベルガー (Josef Gabriel Rheinberger, 1839 - 1901) に対位法を師事しました。卒業後は母校の王立バイエルン音楽学校などで教師としても活動しました。

出典: Theodore Baker and Alfred Remy, ed (1919). “Scholtz, Hermann”. Baker's Biographical Dictionary of Musicians (3rd ed.). pp. 837-838.

2018-06-21

50th Death Anniversary of Opol Ygouw

Opol Ygouw (Léopold Gouvy, Germany/France, 1871-1968) - Tableaux du Caucase; III. Lamento (avec voix de baryton ad libitum). Lento

今日はドイツ・ロートリンゲン出身の作曲家オポル・イグヴ没後50年の命日です。今回はイグヴ作曲「カフカースの絵」(全4曲) より第3曲「ラメント (任意のバリトン声部を伴う)」を弾きました。

オポル・イグヴは、普仏戦争後のフランクフルト講和条約でドイツ領となった直後のロートリンゲン郡オーバーホンブルク Oberhomburg (現在のモゼル県オンブール・オー Hombourg-Haut) で生まれました。父は鉄鋼業者をしていたアレクサンドル・グヴィ (Alexandre Gouvy) です。本名はレオポルド・グヴィですが、そのアナグラムによるオポル・イグヴ (Opol Ygouw または Opol Ygouv) という筆名を使用しました。

著名な作曲家テオドール・グヴィ (Louis Théodore Gouvy, 1819 - 1898) は父アレクサンドルの弟であり、オポル・イグヴの叔父にあたります。テオドールは1868年以降、オンブール・オーのアレクサンドルの邸宅を拠点に活動しています。

2018-06-17

200th Birth Anniversary of Charles Gounod

Charles Gounod (France, 1818 - 1893) - Invocation. Adagio molto in A major (Transcription of the "Offertoire" from the Messe solennelle de Sainte-Cécile)

今日はフランスの作曲家シャルル・グノー生誕200年の誕生日です。今回はグノー作曲「祈り 変イ長調」を弾きました。自作の「聖セシリアの荘厳ミサ曲」(1855) より「奉献唱 (オッフェルトリウム) 」を鍵盤楽器のために編曲したものの一つで、楽譜の表紙によるとほかにピアノ4手編とオルガン編があるようです。

2018-06-03

150th Birth Anniversary of Henning Mankell

Ivar Henning Mankell (Sweden, 1868 - 1930) - Miniatyrer (Miniatures), Op. 52; No. 2. Aftonrodnad (Afterglow). Molto andante (A minor)

スウェーデンの作曲家・批評家、イーヴァー・ヘニング・マンケル生誕150年の誕生日です。今回はマンケル作曲「ミニアチュール集 Op. 52」(全5曲) より第2曲「夕焼け」を弾きました。

ヘルネサンド (Härnösand) に生まれたヘニング・マンケルは、ヴァイオリン演奏を趣味とする父エミル・テオドル (Emil Theodor Mankell) のもとで、兄弟らと室内楽演奏を楽しむ家庭に育ちました。ヘルネサンドの教員養成学校からストックホルムのスウェーデン王立音楽アカデミーに進学したマンケルは、オルガン、教育学、教会歌唱を学び、音楽アカデミー卒業後はヒルダ・テーゲルストレム (Hilda Thegerström, 1838 - 1907) とレンナルト・ルンドベリ (Lennart Lundberg, 1863 - 1931) にピアノを、アーロン・ベルゲンソン (Aron Bergenson, 1848 - 1914) に音楽理論を師事しました。

同名の孫ヘニング・マンケル (Henning Georg Mankell, 1948 - 2015) は小説家・劇作家です。

出典: Swedish Musical Heritage - Henning Mankell | The Royal Swedish Academy of Music

2018-05-20

100th Death Anniversary of Richard Andersson

Ernst Christian Richard Andersson (Sweden, 1851 - 1918) - Skuggor och Dagrar, 6 Tonstycken för piano, Op. 14 (1885); No. 2. Canon. Andantino con espressione (F minor)

今日はスウェーデンの作曲家・ピアノ奏者・音楽教師、リカルド・アンデション没後100年の命日です。今回はアンデション作曲「影と光、ピアノのための6つの楽曲 Op. 14」より第2曲「カノン ヘ短調」を弾きました。「影と光」は「前奏曲 ヘ短調」、「カノン ヘ短調」、「ポロネーズ風に ヘ長調」、「ワルツ風に イ短調」、「ガヴォット風に ヘ長調」、「エピローグ ハ長調」からなります。

ストックホルムに生まれカールスクルーナで育ったリカルド・アンデションは、1867年にストックホルムのスウェーデン王立音楽アカデミーに入学し、ヤン・ファン・ボーム2世 (Jan van Boom, 1807 - 1872) とルードヴィグ・ヌールマン (Ludvig Norman, 1831 - 1885) にピアノを、オットー・ダニエル・ヴィンゲ (Otto Daniel Winge, 1810 - 1886) に和声を、グスタフ・アドルフ・マンケル (Gustaf Adolf Mankell, 1812 - 1880) にオルガンを、ヘルマン・ベーレンス (Hermann Berens, 1826 - 1880) に対位法と作曲を師事しました。1874年に音楽アカデミーを卒業すると、引き続きヒルダ・テーゲルストレム (Hilda Thegerström, 1838 - 1907) にピアノを師事しました。

1876年の秋から冬にかけてベルリンで、クララ・シューマン (Clara Schumann, 1819 - 1896) にピアノの、リヒャルト・ヴュルスト (Richard Wüerst, 1824 - 1881) に作曲の指導を受けました。翌1877年から1884年までベルリン王立高等音楽学校 (現在のベルリン芸術大学) でカール・ハインリヒ・バルト (Karl Heinrich Barth, 1847 - 1922) にピアノを、フリードリヒ・キール (Friedrich Kiel, 1821 - 1885) に対位法を師事しました。1884年にストックホルムに戻り、1886年には同地でエミル・シェーグレン (Emil Sjögren, 1853 - 1918) とともに自身の名を冠したリカルド・アンデション音楽学校 (Richard Anderssons musikskola) を設立しました。

出典: Swedish Musical Heritage - Richard Andersson | The Royal Swedish Academy of Music

200th Birth Anniversary of Jean-Henri Ravina

Jean-Henri Ravina (France, 1818 - 1906) - Études mignonnes pour servir d'introduction aux Études harmonieuses pour piano, Op. 60; No. 15. Moderato e religioso (D minor)

今日はフランスの作曲家・ピアノ奏者、ジャン=アンリ・ラヴィーナ生誕200年の誕生日です。今回はラヴィーナ作曲「心地よい響きの練習曲集 [Op. 50] への導入のためのかわいい練習曲集 Op. 60」(全25曲) より第15番 ニ短調を弾きました。

2018-05-07

200th Death Anniversary of Leopold Koželuh

Leopold Koželuh (Leopold Koželuch, Czech/Austria, 1747 - 1818) - 6 Leichte Stücke für das Klavier oder Pianoforte für Anfänger Mit beigefügter Fingersetzung; No. 5. Siciliano (D minor)

今日はチェコ・ボヘミア出身の作曲家・鍵盤楽器奏者、レオポルト・コジェルフ没後200年の命日です。今回はコジェルフ作曲「初学者のための6つの易しい小品」より第5曲「シチリアーノ ニ短調」を弾きました。

2018-05-05

100th Death Anniversary of Jan Konopacki

Jan Konopacki (Poland/Germany, 1837 - 1918) - 2 Piano Pieces; No. 1. Sielaneczka (Kleine Idylle). Andante (C major)

今年はドイツの作曲家・ピアノ奏者、ヤン・コノパツキ没後100年です。今回はコノパツキ作曲「2つのピアノ小品」より第1曲「小さな牧歌 ハ長調」を弾きました。IMSLPではヤン・コノパツキについて、プロイセン王国、西プロイセン州のグラウデンツ出身 (現在のポーランド、グルジョンツ) で5月5日が命日であるとしていますが、信頼できる出典は確認できませんでした。

2018-04-28

150th Birth Anniversary of Joel Engel

Joel Engel (Юлий Дмитриевич (Йоэль) Энгель, Ukraine, 1868 - 1927) - Sommer-Skizzen, 6 Leichte Stücke für Klavier [Летние наброски, 6 Нетрудных пьес для фортепиано], Op. 19; No. 2. Hebräischer Tanz [Еврейский танец (народная мелодия)]

今日はウクライナ出身の作曲家・批評家、ヨエル・エンゲル (ユーリー・エンゲリ) 生誕150年の誕生日です。今回はエンゲル作曲「夏の素描集、6つの易しいピアノ小品 Op. 19」より第2曲「ヘブライ舞曲 ハ短調」を弾きました。この曲集は作曲者の娘であるヴェラ (Vera Engel-Dobrushna ; Вера Юльевна Энгель-Добрушина, born ca.1898) とアダ (Ada Engel-Roginskaya ; Ада Юльевна Энгель-Рогинская, 1901 - 1970) に献呈されています。

ロシア帝国のアゾフ海沿岸にあるベルジャーンシクに生まれたヨエル・エンゲルは、帝立ハリコフ大学 (Императорский Харьковский университет, 1890年卒業) で法学を学んだのちにモスクワ音楽院 (1897年卒業) でセルゲイ・タネーエフ (Sergey Taneyev, 1856 - 1915) とミハイル・イッポリトフ=イヴァノフ (Mikhail Ippolitov-Ivanov, 1859 - 1935) に作曲を師事しました。音楽院在学中の1893年より音楽批評を初め、卒業後の1897年から1918年までモスクワの日刊新聞「ロシア報知」(Русские ведомости) で批評家として活動しました。批評家を続けるかたわら民謡の蒐集に励み、ユダヤ音楽についての研究をしつつ自作の楽曲にもそれらの旋律を取り入れました。1908年にはペテルブルクで「ユダヤ民俗音楽協会」(Общество еврейской народной музыки) を設立します。晩年の1922年にはベルリンに、1924年にはパレスチナのテルアビブに移住し、同地で亡くなりました。代表作にシュロイメ・アン=スキー (Shloyme An-sky, 1863 - 1920) の戯曲「ディブック - 二つの世界のはざまで」への舞台音楽があり、その音楽による組曲 Op. 35 が出版されています。

出典: Музыкальная энциклопедия ; 黒田晴之「シャガールの描いた楽士はどんな音楽を演奏したか (2) - あるいはロシア革命前後のユダヤ人が展開した音楽について」(言語文化研究 = Studies in language and literature 27(2), 67-101, 2008-03-01)

2018-04-22

150th Birth Anniversary of Knut Bäck

Knut Bäck (Sweden, 1868 - 1953) - Lyriska Melodier och Studier, Smärre Pianostycken, Op. 7; No. 13. I forkviseton (Like a Folk-song) (F minor)

今日はスウェーデンの作曲家クヌート・ベック生誕150年の誕生日です。今回はベック作曲「抒情的な旋律集と練習曲集 Op. 7」(全14曲) より第13曲「民謡風に ヘ短調」を弾きました。使用した楽譜 Album of Scandinavian Piano Music (New York: Schirmer, 1902) ではこの曲を第14曲としていますが、これは間違いのようです。

ストックホルムに生まれたクヌート・ベックは、同地で1885年から1891年にかけてリカルド・アンデション (Richard Andersson, 1851 - 1918) にピアノを、エミル・シェーグレン (Emil Sjögren, 1853 - 1918) に和声法と作曲を、ユーハン・リンドグレーン (Johan Lindegren, 1842 - 1908) に対位法を、 アンドレアス・ハレーン (Andreas Hallén, 1846 - 1925) に管弦楽法を師事しました。1891年から1894年までベルリンでカール・ハインリヒ・バルト (Karl Heinrich Barth, 1847 - 1922) にピアノを、マックス・ブルッフ (Max Bruch, 1838 - 1920) に作曲を師事しました。1896年よりイェーテボリでピアノ教師・音楽批評家として活動しました。

出典: Svenskt Biografiskt Lexikon

2018-03-26

100th Death Anniversary of César Cui

César Antonovich Cui (Цезарь Антонович Кюи, Russia, 1835 - 1918) - 4 Morceaux pour le piano, Op. 22 (À Mr. Théodore Lechetizky); No. 2. Bagatelle italienne. Allegro (B flat major)

今日はロシアの作曲家・批評家・陸軍士官、ツェーザリ・キュイ没後100年の命日です。今回はキュイ作曲「4つのピアノ小品 Op. 22」(テオドル・レシェティツキ Theodor Leschetizky に献呈) より第2曲「イタリア風バガテル」を弾きました。

キュイといえばロシア五人組 (Могучая кучка 力強い集団) の一人としてよく知られていますが、作曲家としてそれほど多作でないにもかかわらず演奏機会に恵まれない作品が多くあるようです。ボリス・アサフィエフは「19世紀初頭以降のロシア音楽 Русская музыка от начала XIX столетия」(1930) でキュイのピアノ小品 (Opp. 14, 20, 22, 39) を高く評価していて、この「イタリア風バガテル」については以下のように批評しています。

キュイのすぐれた室内楽曲は、小品 (ミニアチュール) 様式で書かれている。すなわち次のような曲がある。……作品22番の4つのピアノ曲 (Quatre morceaux) の中ですぐれているのも、小品風の "Bagatelle italienne" (『イタリア的小曲』) である。(アサフィエフ, 樹下節訳「ロシヤの音楽 下」, 208頁)

2018-03-20

200th Death Anniversary of Johann Nikolaus Forkel

Johann Nikolaus Forkel (Germany, 1749 - 1818) - 6 Klaviersonaten [1. Sammlung] dem Herrn Jungschulz von Roebern und Herrn Wichers in Danzig zum freundschaftlichen denkmal gewidmet (1778); Sonata V (F major); II. Andante (D minor)

今日はドイツの作曲家・オルガン奏者・音楽理論家・音楽史家、ヨハン・ニコラウス・フォルケル没後200年の命日です。今回はフォルケル作曲「6つのクラヴィーアソナタ 第1集」よりソナタ第5番ヘ長調の第2楽章ニ短調を弾きました。

コーブルク近郊のメーダーで生まれたヨハン・ニコラウス・フォルケルの幼少期から青年期については詳しく分かっていないようですが、地元のカントルであったヨハン・ハインリヒ・シュルテジウス (d. 1755)、ヨハン・ニコラウス・シュルテジウス父子 (ヨハン・パウル・シュルテジウス Johann Paul Schulthesius の祖父と父) について音楽を学んだと考えられています。ゲッティンゲン大学で法律と音楽を学んで以降はゲッティンゲンで活動しました。著作家としては Allgemeine Geschichte der Musik (一般音楽史, 1788/1801)、ヨハン・ゼバスティアン・バッハの伝記としては最初のものである Ueber Johann Sebastian Bachs Leben, Kunst und Kunstwerke (ヨハン・ゼバスティアン・バッハの生涯、芸術、作品について, 1802) がよく知られています。

2018-03-08

150th Birth Anniversary of Georges Guiraud

Georges Dominique Jacques Guiraud (France, 1868 - 1928) - Très haulte et très noble dame! Pièce pour le piano. Grave (Mouvement de Sarabande) (F major). (Très respectueusement dédié à Madame la Duchesse d'Uzès, Douairière [Anne de Rochechouart de Mortemart, 1847 - 1933]) (Paris: L'illustration, 1899. Supplément au no. 2936)

今日はフランスの作曲家・オルガン奏者・チェロ奏者、ジョルジュ・ギロー生誕150年の誕生日です。今回はギロー作曲のピアノ小品「まことに高くまことに貴き婦人!」を弾きました。曲名の婦人は被献呈者であるユゼス公爵未亡人、アンヌ・ド・ロシュシュアール・ド・モルトマールのことを指すのでしょう。アンヌは12代ユゼス公爵であった夫エマニュエル・ド・クリュソル・デュゼス (Emmanuel de Crussol d'Uzès) と1878年に死別しています。

トゥールーズのサンセルナン教会 (Basilique Saint-Sernin de Toulouse) でオルガン奏者を務めるオメル・ギロー (Omer Guiraud, 1847 - 1912) の子としてトゥールーズに生まれたジョルジュ・ギローは、トゥールーズ音楽院 (Conservatoire de Toulouse) においてチェロで一等を受賞し、パリ音楽院ではシャルル=マリー・ヴィドール (Charles-Marie Widor)、セザール・フランク (César Franck)、ジュール・マスネ (Jules Massenet) に師事しました。父オメルが1912年に亡くなるとトゥールーズに戻り、トゥールーズ音楽院の和声法教授、サンセルナン教会オルガン奏者を務めました。

2018-03-06

Robert Leonard - Abendfrieden, Op. 153

Robert Leonard - Abendfrieden. Andante con espressione, Op. 153 (A flat major)

ローベルト・レオナルト作曲「夕べの憩い 変イ長調 Op. 153」を弾きました。生誕150年ということで記念に選んだのですが、よく調べてみると作曲者の生没年についての信頼できる出典を確認できず、その他の経歴も不明でした。

2018-02-05

50th Death Anniversary of Vladimir Ziring

Vladimir Aleksandrovich Ziring (Владимир Александрович Зиринг ; Wladimir Siering, Ukraine/Russia, 1880 - 1968) - 3 Morceaux pour piano, Op. 9; No. 3. Pastorale (Свирель ; Svirel) in D major

今日はウクライナ出身のロシアの作曲家・ピアノ奏者、ヴラディーミル・ジーリング没後50年の命日です。今回はジーリング作曲「3つの小品 Op. 9」より第3曲「パストラル (スヴィレーリ) ニ長調」を弾きました。この3つの小品は「ゆりかごのそばで ヘ長調」、「東洋風舞曲 ニ短調」、そしてこの「パストラル」からなる曲集です。楽譜にはそれぞれにフランス語とロシア語の題が書かれていて、ロシア語題ではロシアの伝統的な縦笛であるスヴィレーリ (Svirel) となっています。牧者が吹くスヴィレーリを描写した曲ということでしょうか。

タヴリダ県ゲニチェスク (現在のヘルソン州ヘニチェシク) に生まれたヴラディーミル・ジーリングは、モスクワ音楽院ヴァシーリー・サフォーノフ (Vasily Safonov, 1852 - 1918) にピアノを師事し、1899年に音楽院を卒業しました。1907年から1908年にかけてボリショイ劇場で伴奏ピアノ奏者をしたほか、主にモスクワにある音楽学校でピアノ教師を務めました。作品にはピアノ曲、ピアノを伴う室内楽曲や歌曲があります。

出典: Большая биографическая энциклопедия, 2009

2018-01-03

Johann Nepomuk Rieger - Fugue from Exercices Op.49

Johann Nepomuk Rieger (Jean-Népomucène Rieger, Germany, 1787 - 1828) - Exercices en forme de préludes, Op. 49 (Dédié à Monsieur W. Willams Hope); Fugue. Alegro moderato in D major

ドイツ出身の作曲家・ピアノ奏者、ヨハン・ネポムク・リーガー (ジャン・ネポミュセーヌ・リーゲル) 作曲「前奏曲集の形式によるエグゼルシス集 Op. 49」より終曲のフーガ ニ長調を弾きました。初歩のエグゼルシス、音階、3つの前奏曲、8つのエグゼルシス、1つのフーガからなる曲集です。

ベルリンに生まれたヨハン・ネポムク・リーガーは、1811年にパリに移住し、41歳となった1828年にパリで亡くなりました。

出典: Fétis, François-Joseph (1837). Biographie universelle des musiciens et bibliographie générale de la musiqueBiographie universelle des musiciens et bibliographie générale de la musique, vol. 7. Bruxelles: Meline, Cans et Compagnie. page 426.