2017-06-27

100th Death Anniversary of Blas Maria Colomer

Blas Maria Colomer (Spain, 1833/1840 - 1917) -
Petites inventions canoniques, faciles et progressives à 2 parties, en deux cahiers: 1er Livre. No. 46. Modéré (D minor)

Sonatine burlesque sur des airs populaires français (G major)

24 Préludes mélodiques dans tous les tons majeurs et mineurs; No. 24. Aria. Lento (D minor)

今日はスペイン・バレンシア出身のフランスの作曲家・ピアノ奏者、ブラス・マリア・コロメル (ブライ・マリア・コロメ) 没後100年の命日です。今回はコロメル作曲「カノン風で易しく段階的な2声の小インヴェンション集」の50曲からなる第1巻より第46曲 ニ短調を弾きました。

以前にコロメル作曲の「フランスの愛唱歌によるおどけたソナティネ」と「24の旋律的前奏曲より第24曲『アリア ニ短調』」を弾いていたので、ここで併せて紹介します。

「おどけたソナティネ」は、当時よく知られていた民謡や童謡の旋律をふんだんに使った3楽章構成の小さなソナタです。使用されている曲は、第1楽章で Ah! vous dirai-je, maman (ああ、お母さん聞いて = きらきら星) / Dansez, dansez / Au clair de la lune (月の光に) / Nous n'irons plus au bois (もう森へは行かない) ; 第2楽章で Conservez bien la paix du cœur / Monsieur et Madame Denis de Jacques Offenbach (ジャック・オッフェンバックの「ドニ夫妻」) ; 第3楽章で Compère Guilleri (相棒ギエリ) / Ah! le bel oiseau, maman / Marlbrough s'en va-t-en guerre (マールボロは戦場に行った) / Sur le pont d'Avignon (アヴィニョンの橋の上で) / J'ai du bon tabac (いいタバコを持っている) です。

2017-05-13

Vladimir Artynov - Élégie, Op. 3 No. 4 'Le jour'

Vladimir Yevgenyevich Artynov - 4 Élégies, Op. 3; No. 4. Le jour. Moderato (F minor)

ヴラディーミル・エフゲーニエヴィチ・アルティーノフ作曲「4つの悲歌 Op. 3」より第4番「昼 ヘ短調」を弾きました。ユルゲンソンのプレート番号 (37465-37468) からすると、1914年頃に出版された楽譜のようです。

モスクワのロシア国立図書館には、独唱とピアノのための2つの歌曲集 (中声のための3つのロマンス Op. 1, 4つの詩 Op. 2) が所蔵されています。 この悲歌集は Op. 3 ですから、作品番号の付いた彼のピアノ曲としては最初に出版された曲集ということになるでしょう。

この曲集の各曲にはそれぞれ一日のうちの時間帯を示す言葉が副題として付けられていて、「夕べ Вечер ; Le soir」「夜 Ночь ; Le nuit」「朝 Утро ; La matin」「昼 День ; Le jour」と順に並んでいます。また、各曲はそれぞれセルゲイ・タネーエフ (Sergey Taneyev, 1856 - 1915)、ニコライ・ジリャーエフ (Nikolay Zhilyayev, 1881 - 1938)、アレクサンドル・グレチャニノフ (Aleksandr Grechaninov, 1864 - 1956)、コンスタンチン・イグームノフ (Konstantin Igumnov, 1873 - 1948) に献呈されています。タネーエフとそのモスクワ音楽院での教え子たちですね。

題辞として各曲に副題にちなんだ詩が楽譜に書かれていました。第4番「昼」のものは以下に示すとおりです。

Ярко светит солнце. Всюду жизнь и все цветет...
Но я один... Душа тоскует. Эта окружающая радость Дня только усиливает мою грусть... Я не верю Солнцу...
Мне грустно... Я один...

ヴラディーミル・アルティーノフの経歴については断片的な情報しか見つかりませんでした。1907年から1908年までセルゲイ・タネーエフから対位法の個人レッスンを受けていたこと (Сергей Иванович Танеев - Sergey Ivanovich Taneyev) からすると、4人の被献呈者は彼の師と兄弟子たちということになります。また、1913年にモスクワで作曲の教師をしていて、音楽学者ゲオルギー・ポリャノーフスキー (Georgy Polyanovsky, 1894 - 1983) を指導していた (Марина Раку "Музыкальная классика в мифотворчестве советской эпохи", p. 461) とありました。

2017-05-11

100th Death Anniversary of Otto Klauwell

Otto Klauwell (1851 - 1917) - 3 Stücke in Kanonform, Op. 38
No. 1. Präludium Es-Dur. Langsam

No. 3. Romanze E-Dur. Getragen und ausdrucksvoll

今日はドイツの作曲家オットー・クラウヴェル没後100年の命日です。今回はクラウヴェル作曲「カノン形式による3つの小品 Op. 38」より第1曲「前奏曲 変ホ長調」と第3曲「ロマンツェ ホ長調」を弾きました。

作曲家・ピアノ教師であったアドルフ・クラウヴェル (Adolf Klauwell, 1818 - 1879) の甥であったオットー・クラウヴェルは、プロイセン王国のバート・ランゲンザルツァ (Bad Langensalza) に生まれました。1865年から1870年までプフォルタ学院 (Schulpforta) に在学。普仏戦争 (1870-1871) に従軍したのち、1871年にライプツィヒ大学に入学して数学と自然科学を専攻したものの、1872年からライプツィヒ音楽院でエルンスト・フリードリヒ・リヒター (Ernst Friedrich Richter, 1808 - 1879) とカール・ライネッケ (Carl Reinecke, 1824 - 1910) に師事。 1874年に学位論文 Die historische Entwicklung des musikalischen Kanons (カノンの歴史的発達) で博士号を取得。1875年にはケルン音楽院 (現在のケルン音楽大学) でピアノ、作曲、音楽史の教授となりました。